秋ヶ瀬公園の自然

‐ 秋ヶ瀬公園のピクニックの森は、埼玉県が1965年から68年にかけて公園整備のために、民有地を買い上げた地域です。もともと、この地域は後背湿地であり、田んぼなども広く含まれていました。そこにハンノキが進出し、現在では関東地方有数のハンノキ林となっています。高度成長時代の開発の波を免れたことにより、レッドデータブックに記載されているチョウジソウ、アマナ、ノウルシ、キツネノカミソリ、タコノアシなどの多くのさいたま市周辺では珍しい植物種が生育していることでも知られています。また、ハンノキを食草として育つミドリシジミも初夏に観察できます。このミドリシジミは、埼玉の県蝶に指定されている貴重な昆虫です。これら貴重な生物種の増減は、この地域の環境保全が適切に行われているかを把握するための重要な指標となります。うらわ自然観察会では、今後ともこれらの生物種を観察する活動を通じ、都市部に残された貴重な環境を保全していく一助になることを目指しています。

2025年:トピックス

秋ヶ瀬公園”ピクニックの森”の林内で、埼玉県の県内希少野生動植物種に指定されているトダスゲの生育が確認されました。比較的安定的な立地に株数として20株以上は生育しているようです。
現在、保全に向け関係各所に働きかけを行っています。

2026年:トピックス

サイサン環境保全基金から助成を受け、小冊子”秋ヶ瀬公園ピクニックの森の植物相”を3月に発行しました。